基板FAQ ~なんかへんだぞこの基板~
- 基板表面のレジスト部分がえぐれてしまったような傷がついている
基板のチェック工程で残銅が見られる場合、残銅をカッターなどで削り取って上からレジストを再度かける手直しをすることで修理することがあります。本件はこういった修理の中で起きたトラブルです。今回は上記のような修理工程において、残銅を削るための作業が基板に対して深くなりすぎてしまったことが原因です。深く削ったため、残銅としては問題はなくなりましたが、基材の傷が目立つようになってしまいました。電気特性として問題はありませんが、作業員によって差が出ないように標準化が必要な分野です。
原因の欄にも記載をしましたが、手直しは作業員によって人為的に行われる工程であるため、削り方も含めて標準化が必要です。平行して残銅の原因を明らかにすることにより、工程自体を作りこむことが重要です。基板は補修をせずに良品を作りこむことが重要で、直行率をKPIとしながら改善をしなければなりません。
【事例063】基板表面に深い傷がある
